
「チッパーっておっさんのクラブだよね」
というやっかみが恐くて、私も実際にチッパーをクラブセットに入れるのをためらった時期があります。
もともと競技志向だったこともあり、「アプローチと言えばウェッジでしょ!」と、一本のウェッジでランニングアプローチからロブショットまで何でもこなせるゴルファーに憧れていました。
だからチッパーを入れるという選択をすると、同じ組の人(同伴競技者)やキャディさんの目が恐かったのです。
それでも、3年間のブランクの末、80台でまわっていた自分が100を切れない屈辱の日々に耐えきれず、試行錯誤の末にたどり着いたのがチッパーでした。
恥ずかしいけど、100も切りたい。そこで勇気を持って、いつも入れているミスショットの多い3番アイアンの代わりにチッパーを入れ、ドキドキしながらラウンドしてみたのです。
果たしてキャディさんの反応は?
意外と普通でした(笑)
「若いのにチッパーを入れてるんですねぇ」といった反応かと思ったのですが、特に話題としてチッパーに触れることもなく、拍子抜けしたのを覚えています。
それ以後も気の利くキャディさんに「アプローチはどのクラブを使いますか?」という質問の中で、「グリーン周りはチッパーを使います」など、答えるくらいでした。
考えてみれば当然で、お客さんを不愉快にするようなことをキャディさんが言っても百害あって一利なしですから。
キャディさんとのやりとりで注意すべきこと
ただ、キャディさんとのやりとりでちょっとだけ注意すべきことがあります。
私はパターもオデッセイを使っているのですが、たまにパターを入れる方にチッパーを入れられたことがあるのです。私のチッパーにはパターカバーに似たカバーがついていて、どちらもオデッセイのカバーなので、間違えたのだと思います。
対策としては、ラウンド中はどちらかのカバーをはずしておいたり、極力、チッパーは自分で持って行くようにすることでしょうか。どちらにしても、特に大した問題にはなりません。
なので、「チッパーなんか使ってたらキャディさんに笑われるかも……」と思って躊躇している方には、全く気にすることはないですよ!と強く言いたいです。
ぜひ、チッパー、使ってみて下さいね。
ちなみに、同伴競技者には少し傷つくことを言われました。でもうれしいことを言ってくれる方もいました。詳しくは次の記事に書きましたので、よろしければご覧下さい。