クラブセッティングにおけるチッパー

80台で回っていた20代から3年ほどのゴルフのブランクを経て、100を切れなくなっていた私は、チッパーやショートウッドへの切り替えを考えていました。ただ当時は、その切り替えに大変悩みました。

特に私はゴルフをはじめた当初より競技志向で、なおかつカタチから入るタイプでしたので、クラブセッティングの上級者仕様にこだわっていました。競技ゴルフに出ないくせにプロ仕様の低反発ドライバーを買い続けたり、後半バテるくせにアイアンのシャフトはダイナミックゴールドしか認めないといった変なこだわりがあったのです。

前回の記事で「チッパーは邪道だ!」と言っていたのは他ならぬ昔の私だったのです。

片山晋呉プロのクラブセッティング

転機は、片山晋呉プロの活躍でした。

プロとして、決して恵まれた体格をもっていない片山プロですが、クラブセッティングにフェアウェイウッドを取り入れ、トッププロの中でも一際輝く存在でした。

身体で劣っていても、道具を駆使し、戦略を練り、一打一打の精度が上がればプロでも通用するんだ!と気付かされました。


中日クラウンズ2013 出場 片山晋呉選手のインタビュー

動画では、中日クラウンズの1番ホールの戦略を語っていますが、確実性を重視する片山プロらしいインタビューになっています。

確実性の重要度

私は、片山プロのプレースタイルを知り、確実性の重要度に気がつかされたのです。

プロは言うまでもなくトーナメントに出場し、予選を勝ち抜いて賞金を稼ぎ生計を立てています。

オシャレであるとか、かっこいいとか、見てくれの問題は、契約しているブランドなどにも影響は出てくると思いますが、そもそも勝てないとメディアの露出にならず、提携ブランドも離れていくはずです。最高にかっこいいクラブセッティングだけどメディアに露出しないプロよりも、ロングアイアンを捨てユーティリティやチッパーを入れているけどメディアに露出する強いプロだと、メーカーはどちらと契約するでしょうか。おそらく後者でしょう。

となれば、クラブセッティングはプロとしてのこだわりであると同時に、商売のタネであります。

勝って賞金を稼いで露出してナンボのプロが、勝つ確率を上げるためにチッパーをクラブセッティングに入れるのに、アマチュアの、しかもトップアマでも何でもない寄せの下手な私が、何を見てくれにこだわっているのだと恥ずかしくなりました。

そこで、ロングアイアンを外し、まずはショートウッドを取り入れ、そして必殺のクラブとなったチッパーの導入に至ったわけです。

14本のクラブで使わないロングアイアンを入れておくよりも、毎回のラウンドで必要になるアプローチを易しくするチッパーを取り入れてみてはいかがでしょうか?